International Conference on Collaboration Technologies and Social Computing (Collabtech2024)にて発表いたしました

当社代表・伊賀聡一郎が研究成果の一部をCollabtech2024(国際会議)にて発表いたしました。

S. Iga, S. Takatsuka, H. Tetsukawa: Stimulating Creative Hypothesis Discovery by Future Human-AI Teaming, International Conference on Collaboration Technologies and Social Computing (Collabtech2024), 11-14 September, pp 203–211 (2024) [proceedings]

仮説発見創造を強化するための人間とAIのチーミングを提案し、人間とAIがより創造的な活動においてチームとして協働する未来を構想しています。人間同士の創造性に関する予備的な質的実験から、将来の人間とAIのチームにおける創造的活動を支援するための示唆を抽出し、動的な創造プロセスと戦略共有の重要性を示しました。


「ヒューマンインタフェースシンポジウム2024」にて2件の発表予定

ヒューマンインタフェースシンポジウム2024」(京都大学 吉田キャンパス・2024/ 9/18-20)にて、以下の2件の研究を発表予定です。ご関心のある方はぜひ会場で議論させていただければと存じます。

1B1-3
人間とAIの創造的協働におけるHCI研究の将来
伊賀 聡一郎(エクスパーク), 鉄川 弘樹(ソニーグループ)

3C1-1
心理的所有感に配慮した発散フェーズにおけるアイデア発想支援
伊賀 彩子(宮崎学園短期大学), 伊賀 聡一郎(エクスパーク)


ヒューマンインタフェースシンポジウム2023発表

ヒューマンインタフェース学会ヒューマンインタフェースシンポジウム2023(2023年9月6日〜8日)にて、代表・伊賀聡一郎が口頭発表いたしました。

タイトル:伊賀聡一郎, 鉄川弘樹: HCI 研究における「インタフェース」「インタラクション」「デザイン」の表現の変遷, ヒューマンインタフェースシンポジウム2023, pp.568-575, 2023.

概要:D.A. Norman は認知工学や人間中心デザインの領域を切り開いてきた HCI(Human Computer Interaction) 研究におけるパイオニアのひとりである.彼は,2023 年出版の『Design for a Better World』(以下DBW) において「人間中心デザイン」から「人間性中心デザイン」への転換を唱え,さらに「デザインの民主化」を主張している.
本稿では,HCI 領域の成り立ちや周辺領域の流れ,Norman の主要な著作を振り返る.そして,HCI 領域の主要学会・論文誌における高被引用論文を対象とした単語分析を試みる.「インタフェース」「インタラクション」「デザイン」といった表現が現れてきた変遷を分析する.さらに,Norman が開拓してきた人間中心デザインの流れ,そして彼が示唆する将来のデザインの方向性と HCI 領域の展開のつながりを考察する.